自衛隊の定年後!再就職先で多い職業はこれ!年収は下がる?

自衛官の仕事

特別国家公務員の自衛隊。安定した職業ではありますが、意外と知られていないのが定年後の事。2019年4月現在、自衛隊の定年は53~56歳です。(定年時の階級によります)民間企業に比べて約10年早いですね。2020年1月以降、定年年齢の引き上げを実施する予定と発表されましたが、それでも最高齢が57歳となっています。若くして定年退職した後、再就職はどうすればいいのか気になりますよね。

自衛隊の定年後の再就職先で多い職業は?

基本的には自衛隊が再就職先を紹介してくれます。元自衛官が多く在籍している職場を紹介してもらえると色々安心ですよね。自分で民間サイトから探して応募することも可能です。陸上自衛官の主人から聞いた人気の再就職種をご紹介します。再就職先として多いのは、

  1. 警備会社
  2. 運送会社
  3. 道路交通関連会社

です。主人の上官も上記の職種に再就職なさった方が多いとの事でした。私の父も元陸上自衛官なのですが、定年退職後は自衛隊からの紹介で道路関係の会社に再就職しております。

その他には、自衛隊が提携している保険会社や防衛省共済組合に再就職し、相談窓口で勤務する方もいます。以前、共済組合に電話相談をした際、元自衛官の方が対応してくださったことがありました。定年までのプランをご自身の経験を踏まえ、アドバイスしていただきすごく助かりました。

自衛隊出身と聞くとやはり体力勝負の再就職先を選ぶ方が多いですが、お金の計算や書類整理などが得意な方は事務関係の再就職先を選ぶ方もいます。

再就職後、年収は下がる?

公務員から民間の会社に再就職し、心配なのは年収が下がらないか?というところですよね。お子様がいらっしゃったり、これから考えたいという方にとって、50代での定年退職は不安だと思います。私も人生設計を考えたときに、「主人の定年退職の時、子供は大学生。お金のかかる時期だから心配だな」と思っていました。前項で紹介した再就職先を順にご説明します。

警備会社の場合

24時間体制の警備会社は、夜勤があるところががほとんどです。そのため夜勤手当が含まれるので年収は下がらないです。自衛隊出身者は夜間勤務にも強いイメージがあるので、即戦力として再就職後すぐに夜勤を頼まれるところも多いそうです!

運送会社の場合

運送会社の中でも長距離運転の部署に配属されることが多いです。その場合は長距離になればなるほど手当が手厚くなるので年収は下がらないです。運送地域が狭かったり、事務所やコールセンターに配属された場合は年収が下がる場合もあります。

道路交通会社の場合

道路整備や管理部門に配属された場合は、外勤務や体力仕事が多いため、基本給が高かったり手当がついたりするので年収は下がりません。危険物や薬剤を取り扱う会社が多く、消防団を配置している会社が多いです。父曰く、消防団に配属されると休みが多く実労働時間が減るので必然的に年収は下がるようです。

自衛隊の定年後の再就職まとめ

再就職先としてはイメージ通り、体力勝負の職種に就く方が多いです。年収は変わらない、もしくは下がる場合が多いです。主人・父に聞いたところ年収が上がったケースは聞いたことがないとの事でした…。ですが、定年時に受け取れるお金があったり自衛隊員であったことがメリットになることも。

定年時に受け取れるお金、代表的なのは退職金です。国家公務員なので世間一般的な額よりも多い退職金がもらえます。また、防衛省共済組合は、定年後も自衛隊の頃と同じ価格で家族も含め保険に加入し続けられます。解約することもでき、その場合は解約時点でこれまでの積立金の還付として一定の金額を受け取ることが出来ます。これらは自衛隊員であったことがメリットになっていますよね!

 

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