自衛隊の給料!職種によって違う?

自衛官のお金事情

自衛隊と聞くと、災害派遣などメディアで目にすることの多い、”緑色の迷彩服の自衛官”がイメージにありますよね!自衛隊は陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊から構成されていて、迷彩服にも緑・青・グレーの3色あります。”緑色の迷彩服を着た自衛官”というのは陸上自衛官です。

そして陸上自衛官の中でも、災害派遣でがれきの撤去等にあたるのは”普通科隊員”、被災地でお風呂を設置してくれるのは”需品科隊員”といった具合に様々な職種があります。今回はそんな陸上自衛隊の職種と給料について、陸上自衛官妻が詳しく解説致します!

 

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代表的な職種は?

普通科

歩兵部隊とも呼ばれます。地上戦闘の中心となる部隊で、普段から体力錬成訓練が多く災害派遣の時にはがれきの撤去等にあたり目にすることも多い部隊です。

機甲科

戦車を扱う部隊です。戦車に試乗できたり、戦車を撮影出来たりする自衛隊のイベント時に見かけることが多いです。

航空科

空挺部隊とも呼ばれます。陸上自衛隊もヘリを所有しており、部隊の空中移動や物資の輸送をしています。

武器科

弾薬の補給や整備を行います。不発弾の処理を行うのも武器科の隊員です。

需品科

災害派遣の時には食料や水の補給をしたり、入浴支援を行います。

あまり知られていない職種は?

給料計算をする会計科、自衛隊の中の警察である警務科、医療知識のある衛生科、音楽を通じて部隊の士気を高める音楽科などもあります。皆さん普段は緑の迷彩服を着て働いています。陸上自衛隊と一口に言っても、様々な職種から構成されているのです!

給料はいくら?職種によって違う?

自衛隊では職種によって給料が変わるという事はありません。階級によって給料が変わります。給料の計算方法は”防衛省の職員の給与等に関する法律”という法律によって定められています。この法律で棒給といって基本給のようなものが決まっており、そこに手当などが加算され計算されます。階級ごとの棒給を階級ごとに紹介します!

会社員に比べ安く見えるかもしれませんが、未婚または一定階級以下の隊員は駐屯地内で生活するので生活費がかかりません。自衛隊の病院を受診すれば医療費もかかりません。また国家公務員なので各種手当も充実しています。結婚して子供が生まれると手当も増えますし、退職金や若年給付金が支給されることを加味すると会社員とあまり大差はないと思います。

士階級

1番若手の士階級では2等陸士から始まり陸士長へと昇級していきます。棒給は約167,000~242,000円です。

曹階級

中堅階級で自衛隊の中でも一番人数の多いのが曹階級です。3等陸曹~曹長へと昇級していきます。棒給は約197,000~424,000円です。

尉階級

ほとんどの隊員が曹長で定年を迎えますが、幹部として入隊した場合は准尉~1尉へと昇級していきます。棒給は約236,000~445,000円です。

自衛隊の職種別給料まとめ

自衛隊では職種により給料が変わるのではなく、階級によって給料が変わります。しかし駐屯地には自衛官と一緒に働いているけれど自衛官ではない人もいます!そのような人たちは職種によって給料が変わります。事務を行う事務官や設備整備を行う技官などがそうです。彼らは正式には”防衛省の職員”ですので同じ国家公務員でも自衛官とは給料計算方法が違います。自衛官は定年が早く残業代がつきません。事務官や技官など防衛省職員は定年も長く残業代もつきます。

「自衛官とお付き合いしたけど、マッチョではなかった!」「不発弾の処理は自衛官皆が出来ると思っていた!」などと思ったことがある方も多いのではないでしょうか?本当にたくさんの職種があるので見た目が自衛官っぽくない人もいます。これを機に彼やご主人にお仕事内容を詳しく聞いてみてはいかがでしょうか!

 

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