自衛官との結婚が決まったら、まず考えるのが住まいの事ですよね!自衛隊は各駐屯地の近くに官舎(会社の社宅のような建物)を保有しています。結婚後は自衛隊の官舎に住むこともできますし、一般の賃貸アパートを借りて住むことも可能ですが、どちらが良いのか迷いますよね。
そこで今回は、陸上自衛官の主人と結婚し転勤してもずっと賃貸アパートを選んできた私と、様々な官舎を経験してきた自衛官妻の経験談から、官舎・賃貸アパートそれぞれのメリットデメリットをご紹介します!
Contents
官舎のメリット
家賃が安い
官舎の家賃相場は全国共通で約30,000円です。間取りもファミリー向けの3LDKですので都心の賃貸アパートに比べると破格の安さですよね!多くの自衛官妻が家賃の安さから官舎を選んでいます。
通勤に便利
駐屯地から徒歩圏内の為、旦那様の通勤には非常に便利です。駐屯地は駅から離れた場所にあるので、共働きの家庭には不便なイメージを持たれがちですが、多くの駐屯地は近くにバス停があるので共働きの家庭でも通勤に不便を感じることはほぼありません。
同じ境遇の人が多く心強い
官舎には自衛隊家族しか住んでいないので、自衛官妻ならではの寂しさや不安を話せる人が沢山います。また全国に転機がある自衛隊ですがあまりサポート体制が整っていません。官舎に住むことで奥様同士で情報交換が出来たり、お子様が生まれたらママ友もすぐにできます。
官舎のデメリット
築年数・設備が古い官舎もある
各駐屯地には複数の官舎があり、どの官舎になるかは選べません。築年数や設備が古い官舎になる事もあります。壁が砂壁だったり、手回し式風呂だったり、エレベーターがなかったりと、家賃の安さ相応の官舎もあります。
退去時などにお金がかかる
敷金礼金がなく家賃が安いのはメリットですが、退去時に原状復帰のための費用がかかります。設備が古い官舎の場合、使用されている部品が入手困難になっているため高くつく場合もあります。また共益費が徴収される官舎もあります。金額は官舎によって違います。
各種当番がある
草刈り・掃除・集金など、官舎には様々な当番があります。そしてこの当番は奥様の仕事になります。ご近所の自衛隊家族との関わりが増える分、助かる事も多いですが気を使うことも多いです。
賃貸アパートのメリット
人間関係が気楽
自衛官家族しか住んでいない官舎では気を使うこともありますが、賃貸アパートならその心配はありません。プライベートを重視する人は賃貸アパートを選ぶことが多いです。
築年数・整備など好みで選べる
官舎はギリギリまでどこになるかわかりませんが、賃貸アパートなら自分好みの住まいが選べます。前もって契約するので引っ越し準備もゆとりをもって行うことが出来ます。
通勤は不便だが生活には便利
官舎は駐屯地の近くにあり、隊員の通勤には徒歩圏内で便利ですが、広大な敷地面積のため必然的にスーパーや商業施設からは遠くなり、奥様の生活には不便な点が多々あります。賃貸アパートの場合、駅やスーパーの近くを選べば生活に便利です。
賃貸アパートのデメリット
家賃が高い
立地によっては家賃が高くなります。ですが自衛隊では賃貸アパートに住む隊員に月額上限27,000円の家賃補助がありますのでご安心を!
身バレしやすい
私服通勤が許可されている駐屯地なら良いですが、地方になるとほとんどの駐屯地が戦闘服通勤です。戦闘服でマンションのエレベーターに乗ったり、帰り道にスーパーに寄ったりするので、近所で「あそこに自衛官が住んでいる」と有名になりがちです…。
自衛隊官舎と賃貸アパートについてのまとめ
我が家は主人から「仕事とプライベートをしっかり区別したい。官舎だと職場からも近すぎて自衛官ばかりで気が休まらない」と言われたので賃貸アパートを選んでいますが、共働きで新居を探す時間がない方やとにかく家賃を安く抑えたい!という方は官舎を選んでいます。今回ご紹介したそれぞれのメリットデメリットを参考に、住まい選びをしていただければと思います!
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